五泉市: 日枝神社

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概要・歴史・観光・見所

日枝神社(五泉市)概要: 日枝神社は新潟県五泉市村松甲に鎮座している神社です。日枝神社の創建は平安時代初期の延暦15年(796)、伝教大師最澄が正円寺(越後三十三観音霊場第31番札所・蒲原三十三観音霊場第6番札所)を開いた際、天台宗の鎮守社として比叡山(滋賀県大津市坂本)の麓に鎮座する日吉大社の分霊(西本宮の祭神である大己貴命、東本宮の祭神である大山咋神の2神)を勧請したのが始まりとされます。

比叡山延暦寺の守護神が日吉大社だった為、全国各地の天台宗の寺院では鎮守社として日吉神社を設けられ、正円寺は現在は真言宗智山派の寺院ですが創建当初は天台宗の寺院だった事から勧請されたものと思われます。

古くから雨乞いの神として信仰され、江戸時代には村松藩(藩庁:村松城)の藩主堀家の崇敬社として神明宮春日神社住吉神社矢津八幡宮と共に村松藩五社(五社制度は元文4年:1739年に成立)に数えられ社領2石5斗が安堵されました。江戸時代後期の弘化2年(1845)、9代藩主堀直央が現在地に遷座し社殿が造営されました。

創建当初から神仏習合し、別当寺院だった正円寺と深い繋がりがありましたが明治時代初頭に発令された神仏分離令により正円寺とは分離し仏式が排され社号が山王権現(永徳2年:1382年に奉納された銘に村松山王大権現が刻まれています。)から日枝神社に改められ明治5年(1872)に郷社に列しました。

日枝神社拝殿は弘化2年(1845)に造営されたもので、棟梁は五代小黒杢右エ門藤原重命と細野六左エ門藤原豊成、木造平屋建、入母屋、銅板葺、平入、正面千鳥破風、桁行6間、梁間3間、外壁は真壁造り板張り、正面1間向拝付き、向拝の欄間には龍と雲、虹梁には波と鯉、木鼻には龍と獅子の彫刻が施され、拝殿前面に配された二之鳥居は朱色の山王鳥居が建立されています。

例祭は9月17日から19日、近年まで相撲興行が行なわれ数多くの参拝者が相撲観戦に興じていたとされ、現在は神輿が町内を練り歩きます。祭神:大山咋命、大巳貴命。

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日枝神社:上空画像

【 参考:サイト 】
公式ホームページ
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板(由緒)-日枝神社


日枝神社:ストリートビュー

日枝神社:写真

日枝神社
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