正福寺(五泉市)概要: 正福寺の創建は延暦15年(796)に伝教大師最澄(日本の天台宗の開祖)が開山したと伝えられています。一時荒廃しますが慶長2年(1597)に教尊により中興開山し、正保元年(1644)に村松藩が立藩すると藩主堀家により村松城の防衛上重要な拠点に寺町が町割され有力な英林寺や正円寺などの寺院と共に正福寺も現在地に移されました。本堂は、木造平屋建て、寄棟、銅板葺、平入、桁行8間、正面1間向拝付、外壁は真壁造り、白漆喰仕上げ、腰壁は縦板張り。
境内には青面金剛明王が安置され当地区の庚申信仰(一般的には人間の体の中には3匹の虫が住み、庚申日に体から抜け出し、天帝にその人間の悪事を告げ口すると信じられていました。その為、庚申の日は虫が抜け出さないように徹夜で語り明かしました。庚申信仰の本尊は青面金剛とされ石仏や石塔などが奉納されました。)の拠点として多くの参拝者が訪れました。本尊は胎蔵界大日如来。宗派:真言宗智山派。
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