上越市: 専敬寺

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概要・歴史・観光・見所

専敬寺(上越市)概要: 小黒山専敬寺は新潟県上越市安塚区小黒に境内を構えている真宗大谷派の寺院です。専敬寺の創建は貞観2年(860)真雅僧正(平安時代前期の真言宗の高僧、空海の十大弟子の一人)が真言宗の寺院として開山したと伝えられています。

その後、康元元年(1256)に36世円道和尚が親鸞聖人の弟子となった事から浄土真宗に改宗しています。創建以来大きな火災が5度おこり多くの寺宝が焼失し中でも明治2年(1869)の火災で「山里の御影」と呼ばれる本願寺第10代証如の御影(証如の長子で本願寺第11代顕如から、元亀元年:1570年から天正8年:1580年に起きた石山合戦の功により下附されたもの。)も失っています。

現在の専敬寺本堂は明治20年(1887)に再建されたもので、木造平屋建て、入母屋、鉄板葺、平入、桁行き18間、梁間12間、正面3間向拝、向拝欄間(龍・唐獅子)、木鼻には獅子、花隠しと手挟には植物の精緻な彫刻、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、総ケヤキ造り、棟梁は上越出身の江崎長三郎、内部の内陣には本尊である阿弥陀如来像が安置されています。規模は木造建築としては新潟県最大級の大きさで専敬寺の当時の檀家が2000戸を越えた信仰の広さが背景にあります。

又、専敬寺には親鸞と恵信尼の間に生まれた小黒女房の伝説が伝わっています。小黒女房は比較的若く亡くなり、女子と男子の子供を恵信尼が世話したとの手紙が現存しており、地名の「小黒」は小黒女房に因んだものとされます。山号:小黒山。宗派:真宗大谷派。本尊:阿弥陀如来。

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専敬寺:上空画像

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板


専敬寺:ストリートビュー

専敬寺:写真

専敬寺境内の苔むした石段の上から撮影した本堂の画像
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専敬寺本堂を右斜め正面から写した写真 専敬寺 専敬寺 専敬寺


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