安塚神社(上越市)概要: 安塚神社は新潟県上越市安塚区安塚に鎮座している神社です。境内背後の山(標高344m)の山頂に築かれた直峰城は中世の山城で、南北朝時代の南朝方の武将で信濃国出身だった風間信濃守が城主だった際に当社と厚い繋がりがあったようで、安塚神社の祭神として祭られています。
その後も直峰城は春日山城と関東を繋ぐ交通の要衝として重要視され、戦国時代、上杉家の関東侵攻の拠点となった城で上杉謙信をここを訪れて諏訪神社(安塚神社)に戦勝祈願をし槍や灯篭などを寄進しています。謙信死後の家督争いである御館の乱では上杉景勝により直峰城が掌握され、乱が平定後は樋口惣右衛門兼豊(直江兼続の実父)が城代として赴任しています。
安塚神社の社宝として室町時代に制作されたと推定される朱漆塗りの狛犬があります。例祭は4月27日で「安塚の春まつり」として神輿が町内に繰り出し練り歩きます。拝殿は入母屋、銅板葺、平入、桁行4間、梁間2間、正面1間切妻向拝付。本殿は一間社神明造、銅板葺。一の鳥居は両部鳥居。祭神:建御名方命(諏訪神)、風間信濃守信昭命(直峰城の城主、、南北朝時代の南朝方の武将)。
安塚神社:上空画像
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