加茂市(歴史)概要: 加茂市の歴史は古く古代から青海首一族が周囲を開拓し支配していたと伝えられています。青海首の御戈命は大和朝廷の命で北陸に侵攻したとされ、その一族が加茂市周辺まで勢力を広げ加茂山山麓に始祖椎根津彦命を祀り青海神社(延喜式神名帳に記載された式内社)を建立しました。
中世は上杉が支配し元亀元年(1570)に加茂山要害を築くと周辺攻略の拠点となり早部甚甫守や長尾加賀守、本庄備前守、宇佐美平六など8武将が城主となっています。
上杉景勝が会津若松(福島県会津若松市)に移封すると加茂市の大部分は新発田藩(藩庁:新発田城)、七谷周辺は村松藩(藩庁:村松城)に属し明治維新を迎えます。
又、加茂は信濃川の支流である加茂川が流れていた事から舟運が盛んになり、多くの商人が集まる商人町を呈するようになり万治3年(1660)には町年寄浅野三郎右衛門が町割を整備し六斎市を始めたそうです。
加茂市の地名は青海神社(加茂市指定文化財)の境内に延暦13年(794)京都の上加茂神社の別雷命、下加茂神社の賀茂建角身命と多多須玉依姫命を勧請したことに由来し、歴史的な繋がりや落ち着いた町並みから加茂市は「北越の小京都」と称されています。
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