飯綱社(柏崎市)概要: 飯綱社の創建は不詳ですが古くから大泉寺(大清水観音)の鎮守社として勧請されました。大泉寺の境内の中では最古の建物と見られ室町時代に再建されたと推定されています。現在は覆屋の中にある為、詳細が分かりづらいですが、案内板によると「一間社(正面の柱間が1つ、柱間が3つのものを三間社という。)の流れづくり(前の方の屋根が前に長く伸びた形。)の社殿に、見せ棚づくり(小さな社に用いる社殿の1形式で、店先を思わせる形式。)とし、茅負以上の屋根を欠いている。もとは、そのまま露出していたものを、近世になってから、おおいの屋根を造って社殿を保護するようにした。屋根をささえている柱上部の組物(斗や肘木)や幣軸線などのこまかい所に和様と禅宗様とをとりまぜたあとが見られ、室町時代の様式をはっきりと残している。 新潟県教育委員会 柏崎教育委員会 」とあります。飯綱社本殿は室町時代に建てられた神社本殿建築の遺構として貴重な事から昭和27年(1952)に新潟県指定有形文化財に指定されています。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-新潟県教育委員会・柏崎市教育委員会
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