総持寺(見附市)概要: 総持寺の創建は度重なる兵火などの火災で古文書が焼失し不詳ですが、伝承によると平安時代に真言宗の開祖でもある弘法大師空海が開いたとも行基菩薩(奈良時代の高僧)が当地に巡錫で訪れた際、自ら刻み込んだ薬師如来像を本尊として安置したのが始まりとも伝えられています。境内から見附城(三条長尾家の家臣丸田家の居城・見附市指定史跡)に至る道には明治時代、西国三十三所観音霊場から持ち帰った砂を埋め各霊場を模した石仏が安置されています。
総持寺本堂は入母屋、銅板葺、平入、桁行7間、外壁は真壁造、白漆喰仕上げ、格天井には弘化3年(1846)に見附出身の文人渋谷三貫によって花鳥画が描かれています。越後八十八ヶ所霊場第58番札所(御詠歌:南無薬師 諸病なかれと 願いつつ 参れるひとを 平等にして)。越後薬師霊場第10番札所。宗派:真言宗智山派。本尊:薬師如来。
総持寺:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 越後八十八カ所霊場 遍路の旅-株式会社 新潟日報事業社
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