招魂社(長岡市)概要: 招魂社は蒼柴神社の背後に鎮座している神社で2間社、神明造り、切妻、銅板葺、平入の建物で境内には幕末から西南戦争に殉じた旧長岡藩士の墓碑が安置されています。案内板によると「 北越戊辰戦争と西南戦争の旧長岡藩士犠牲者を祭祀している。北越戊辰戦争では軍事総督河井継之助、大隊長山本帯刀をはじめ、三百余名の藩士が戦死した。西南の役では、徴募に応じ、殉じた一等少警部池田九十郎ら十八名が慰霊されている。この招魂社は、明治7年6月に造営され、現社殿は大正元年9月に改築された。 長岡市教育委員会 」とあります。長岡藩は奥羽越列藩同盟に参加し北陸信越地方では中心的な立場だった為、長岡城の攻防戦は戊辰戦争の中でも熾烈を極めました。長岡城の落城と新潟港の制圧により戦局は大きく新政府側に傾き、その後の秋田戦争や会津戦争にも有利に展開することになりました。西南戦争では宿敵だった旧薩摩藩を相手にする事で士気が上がり旧長岡藩兵が数多く参加しています。
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