宗現寺(新潟市)概要: 海獄山宗現寺は新潟県新潟市中央区西堀通7番町に境内を構えている曹洞宗の寺院です。宗現寺の創建は元亀年間(1570〜1573年)に開かれたのが始まりとされます。当初は真言律宗の寺院でしたが慶長元年(1596)、不厳梵学大和尚(法音寺第7世)により曹洞宗に改宗されています。境内に建立されている蓑塚は元禄2年(1689)7月2日に松尾芭蕉が奥の細道の際、新潟を訪れた事を偲んで後年に建立されたもので、当初は善導寺(新潟市西堀通4番町)の境内にありましたが大正6年(1917)に「降雨庵(戦時中に取り壊された)」と共に当寺に移されたと伝えられています。
宗現寺本堂は明治38年(1905)に再建されたもので木造平屋建、入母屋、妻入、桟瓦葺、塗屋造り(火事が多かった為、防火性の高い建物が求められたと思われます)、正面1間入母屋向拝付き、天井には大達磨、龍が描かれています。境内には芭蕉門下の「逸材松蘿庵風月坊、梅花佛支孝、廣川百鴎」の句碑(待ちうけし此すず風や軒の月)や「赤柴誠斎」(幕末の種痘医)の墓碑、「高橋辰五郎」の墓碑、「茂野六花」の墓碑などがあります。山号:海獄山。宗派:曹洞宗。本尊:釈迦牟尼如来。
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