渡辺家新宅(関川村)概要: 案内板によると「 渡辺儀左衛門家の5代利助早逝のあと。本家9代三左衛門は弟善俊に名跡を継がせたい考えであったが、善俊はこの跡地に明治38年(1905)吟味した良材と優れた技師を駆使して2階建て延べ584.6平米メートルの住宅と土蔵一棟を建造した。2代以降村外に転居して建物は空き家となり昭和58年(1983)村では老朽化を惜しみこれを譲り受け、修理を加え文化財として保存することにした。 関川村教育委員会 」とあります。
渡辺家新宅は渡辺家本宅(国指定重要文化財)や佐藤家住宅(国指定重要文化財)、津野家住宅(新潟県指定文化財)とは異なり街道沿いに主屋が配置されていなく宅邸の様相を見せるなど時代背景が見られます。
木造2階建、寄棟、桟瓦葺、外壁は板張で、中庭に面する壁は真壁造りの数寄屋風とし玄関もむくり付の屋根や懸魚、欄間の意匠など工夫が凝らされています。随所に銘木が使用され床の間や座敷なども格式の高い造りになっています。渡辺家新宅は明治時代に建てられた近代和風建築の遺構として貴重なことから昭和60年(1985)に関川村指定有形文化財に指定されています。現在は「東桂苑」として一般公開されています。
関川村東桂苑:上空画像
長屋門を簡単に説明した動画
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-関川村教育委員会
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