旧石黒家住宅(新発田市)概要: 旧石黒家住宅は案内板によると「 この建物は、以前新発田城三ノ丸をとりかこむ帯状の町、旧八軒町にあり、安政3年(1856)の「新発田武鑑」などによると「石黒門三郎七十石」の居宅であった。同家は新発田藩重臣を記した「世臣請」に記載されており、由緒正しい家柄である。江戸時代後期の中級武士の標準的な居宅として20坪余ではあるが、座敷と日常生活の部分に分けられており、当時の武士の生活をしのぶことができる基調な遺構である。」とあります。
建物は木造2階建て、寄棟、銅板葺き、平入り、正面中央部分に玄関を設えてあります。旧石黒家住宅は江戸時代中期に建てられた新発田市内に残る数少ない中級武家屋敷の遺構として貴重なことから、新発田藩主の別邸である清水園の敷地内に移築保存され平成11年(1999)に新発田市指定文化財に指定されています。
旧石黒家住宅:上空画像
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