弥彦村: 旧武石家住宅

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概要・歴史・観光・見所
旧武石家住宅(弥彦村)概要: 旧武石家住宅は新潟県西蒲原郡弥彦村大字麓に屋敷を構えている古民家です。武石家は広福寺を開いた延定房祐善に従い天正年間(1573〜1593年)に能登半島からこの地に土着しました。現在の建物は18世紀初頭に建てられた中層農家住宅です。木造平屋建、寄棟、茅葺、平入り、桁行7間、梁間4間、外壁は真壁造り、板張、軒下部のみ土壁鏝押えの建物で、内部は四間取りでザシキ(座敷)、ネマ(寝間)、チャノマ(茶の間)、ニワ(台所)で構成されザシキとネマが板の間、チャノマ(茣蓙やムシロを敷いて利用)、ニワは土間、柱や梁の仕上げはチョウナ鉋、天井や建具がなかった事から新潟県内では最も古い形態を残していると考えられています。

旧武石家住宅主屋は江戸時代中期に建てられた中層農家建築の遺構として貴重なことから平成5年(1993)に弥彦村指定有形文化財に指定されています。又、敷地内には明治初期に建てられたと推定される味噌蔵(木造平屋建、寄棟、茅葺、平入、桁行3間、梁間2間、建築面積20u)と昭和4年(1929)に建てられた薪小屋(木造平屋建、切妻、茅葺、平入、桁行2間、梁間1.5間、建築面積10u)がそれぞれ平成10年(1998)に「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との理由から国登録有形文化財に指定されています。

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板(中部北陸自然道)-環境省・新潟県
・ 現地案内板-弥彦村教育委員会

旧武石家住宅:写真

旧武石家住宅
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