五頭温泉郷:概要 名称の由来でもある五頭山とは新潟県阿賀野市と阿賀町に跨る山々総称で5つの峰(一ノ峰:910m・二ノ峰:890m・三ノ峰:873m・四ノ峰:871m・五ノ峰:860m)から構成されている事から名付けられています。その秀麗な姿の為、古くから信仰の対象となり大同4年(809)には弘法大師空海が五頭山を開山しそれぞれの峰の山頂に地蔵菩薩、観世音菩薩、薬師如来、不動明王、毘沙門天を勧請(当初の尊は荒廃した為、改めて山頂には地蔵尊像を建立した)、さらに麓に五頭山福性院華報寺を創建したと伝えられています。五頭温泉郷の1つ出湯温泉はその華報寺の門前町にあり、開湯も弘法大師空海が杖を突くとそこから源泉が湧き出てきたと伝えられています。真意の程は不詳ですが、華報寺の寺運の隆盛と共に温泉街も繁栄し明治時代以降は歓楽街として芸者置屋なども建てられたそうです。村杉温泉は開湯は建武2年(1335)、荒木正高が薬師如来の化身に導かれ発見したのが始まりとされ江戸時代には新発田藩主が訪れるなど知られた存在でした。泉質は単純放射能温泉(ラジウム泉)。今板温泉の開湯は大同4年(809)、弘法大師が薬師如来の化身に導かれ発見したのが始まりとされています。泉質はラドン泉。
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