せなかじ岩(阿賀町)概要: 案内板によると「 せなかじとは、背中に荷物を背負うためのわらで編んだ背負い子のことで左側の切り立った岩の格好がそれに似ていることから、せなかじ岩と言われております。 正面の山は麒麟山で、名前の由来は古代中国で聖人の出現の前触れとしてこの世に現れると言う大変縁起の良い伝説の架空動物「麒麟」に山の姿が似ている事から付けられました。 昔、弘法大師が布教にこの地を訪れたところ、あまりにも美しい景観に見とれ、腰をおろしました。それが麒麟山であり、せなかじ岩であると言い語られております。」とあります。麒麟山(標高191m)は鎌倉時代以降、長く当地を支配した金上氏の居城、津川城(新潟県指定史跡)が築かれ、津川は軍事、行政、経済の中心として発展しました。津川城は天然の要害で交通の要衝だった事から重要視されました。
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