梶屋敷宿

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梶屋敷宿:略データ
・場 所・新潟県糸魚川市梶屋敷
・概 要・梶屋敷の近隣にある田伏玉作遺跡は大凡5世紀から6世紀頃の遺跡で、臼玉やその未完成80個、勾玉、切子玉、菅玉とその未完成品、さらにはそれらを加工したと思われる内磨砥石等が確認されています。

田伏玉作遺跡と関係が深いと思われる田伏奴奈川神社は、古事記等の神話で東条する奴奈川姫命を祭神とする神社で、奴奈川姫は当地を治めた後、多布勢の神沼山に御隠れになったという伝説が残されています。

江戸時代に入り北国街道が開削されると宿場町に指定されています。

元禄2年には松尾芭蕉が弟子である曾良を連れ立って「奥の細道」行脚で当地を訪れており、早川を渡ろうとしてつまずいて転倒、衣服を濡らした為、近く河原で乾かしたとの逸話が「曾良随行日記」に記しています。

享保3年には伊能忠敬が第四次測量で糸魚川を訪れた際、持病の痰を患いながらも、出立、姫川は流れは速いものの川幅は10間余りで測量が容易に出来、昨日難儀を理由に断った役人等を訴え、梶屋敷宿の弥右衛門宅で宿泊しています。

翌日の前日の痰が回復出来ず、弥右衛門宅に引き続き宿泊し、その間、糸魚川の役人が訪れ昨日の不手際を詫びています。

宿場内に境内を構えている大雲寺が所有している徳宗血経巻並経画は文政年間から天保年間にかけて徳宗和尚が自分の顔を傷つけ、そこから採取した血液で書したもので、貴重な事から糸魚川市指定文化財に指定されています。

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