関宿概要: 関宿(新潟県南魚沼市)は元々、軍事上の戦略拠点の1つとして重要視された場所で、戦国時代には上杉謙信から関所が設けられた事から地名の名称が付けられました。
江戸時代に三国街道が開削されると宿場が設けられますが、比較的に小規模で本陣や脇本陣は設けられませんでした。
現在は雰囲気は感じられるものの、大正時代に道路が拡幅された事で当時の建物が建て替えられています。
鎮守である伍社宮の境内には拡幅により街道沿いに建立されていた石造地蔵尊が移され安置されています。伍社宮の社殿は火災で焼失後の大正15年(1926)に再建されたもので、入母屋、鉄板葺、平入、桁行3間、正面1間向拝付、本殿は一間社、神明造。
8月31日から9月2日に行われる伍社宮大祭では江戸時代の「宿場角力」を継承した奉納相撲が行われ豊作が祈願されます(江戸時代中期に当地方で疫病が蔓延し、相撲を奉納したところ、疫病も平癒し沈静化したと伝えられています)。
三国街道:宿場町・再生リスト
|