米沢街道(越後街道:米沢〜新発田)

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概要・歴史・観光・見所
米沢街道(越後街道)概要: 米沢街道(米沢からは越後街道又は萱ノ峠、朴木峠、黒沢峠、桜峠など13の峠があったことから十三峠と呼ばれていました。)は米沢城下から小国、関川を経て村上城下(村上城下からは出羽街道に接続)又は新発田城下へ至る街道です。特に参勤交代では利用されませんでしたが、米沢城下と日本海を結ぶ街道として米沢藩から重要視されました。特に下関宿は荒川舟運の船継ぎ場としても発展し、渡辺家(国指定重要文化財)や佐藤家(国指定重要文化財)、津野家(新潟県指定文化財などの豪商、豪農を輩出、現在でも当時の建物が数多く残り当時の繁栄を今に伝えています。歴史的にも伊達政宗が小田原参陣の際、敵が少なく安全な当街道を利用し、戊辰戦争では米沢藩兵が米沢街道から越後へ侵攻し新政府軍との激戦地の1つとなりました。明治初期にはイギリスの女性紀行家イザベラバードが街道を通過し著書である「日本奥地紀行」に当時の米沢街道の様子が記されています。明治18年(1885)に現在の国道113号線が開削されると急速に衰退しましたが。現在は保存会の活動などにより、往時の街道が保全されています。

米沢(山形県米沢市)は中世、伊達家の居城である米沢城の城下町として発展した町です。天正19年(1591)、伊達政宗が豊臣秀吉による奥州仕置きで岩出山城(宮城県大崎市岩出山町)に去ると会津黒川城主となった蒲生氏郷の家臣、蒲生郷安が米沢城の城主として配されています。慶長3年(1598)、上杉景勝が会津黒川城120万石で移封になると米沢城には上杉家執政である直江兼続が配され、関が原の合戦後は景勝が30万石で移封となり米沢藩を立藩しています。以後、江戸時代を通して上杉家の城下町として発展し、米沢城をはじめ、上杉家廟所や上杉神社、林泉寺など上杉家縁の史跡が点在しています。

小松宿(山形県川西町)は古くから開けていた地域で東北最大規模の古墳などの史跡があります。中世は伊達氏の家臣原田氏の本拠となり城下町として形勢されます。近世は米沢藩に属し、最上川舟運の拠点と米沢街道(越後街道)の宿場町として経済的に発展し地域の集積場として重要な地位を占めました。

小国宿(山形県小国町)は周囲の中心地として重要視された地域で平安時代にはすでに小国城(国指定史跡)が築かれ樋爪氏が支配していました。中世に入ると伊達家家臣郡山氏、蒲生家家臣佐久間氏、上杉家家臣松本氏が小国城城主となります。近世に入ると米沢藩に属し、藩の出先機関である御役屋が設置された事で政治的、軍事的中心となり米沢街道(越後街道)宿場町として経済的にも発展しました。

下関宿(新潟県関川村)は米沢街道(越後街道)の宿場町として発展しました。荒川の舟運の拠点として多くの物資が集積され、渡辺家などの豪商を輩出しました。地域的には村上藩や天領に属していましたが経済的に米沢藩と強い結び付きがあり渡辺家では総額十万両以上の融資を米沢藩に行い士分の身分を保証されていました。現在でも宿場町の雰囲気を色濃く残して当時の繁栄ぶりを窺う事ができます。

新発田(新潟県新発田市)は中世、国人領主である新発田氏の本拠でした。新発田氏は上杉謙信死去後の跡目争い"御館の乱"後の恩賞に不服として"新発田重家の乱"を起こし6年に亘る上杉景勝と対立しました。近世は新発田藩溝口家5万石(後10万石)の居城である新発田城の城下町として発展します。又、羽州浜街道や米沢街道(越後街道)、会津街道(越後街道)の起点として経済的にも中心的役割を担っていました。城下町には新発田城をはじめ、武家長屋や溝口家の菩提寺である宝光寺、溝口家の下屋敷である清水園などの史跡が残されています。

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米沢街道(越後街道)のルート
米沢城下−小松宿−松原宿−手ノ子宿−沼沢宿−白子沢宿−市野々宿−黒沢宿−
小国宿−足野水宿−玉川宿−沼宿−川口宿−下関宿−新発田城下


米沢城の城下町
米沢街道 ← ↓ → 米沢街道
小松宿(川西町)
米沢街道
小国宿(小国町)
米沢街道
下関宿(関川村)
米沢街道
新発田城の城下町
米沢街道
越後街道(新発田城下〜会津城下)


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