日吉神社(妙高市)概要: 日吉神社は水上地区吉木の産土神として信仰されてきた神社で、詳細は勉強不足で分かりませんが社号から滋賀県大津市坂本に鎮座する日吉大社の分霊が勧請されたと思われます。紅白の人型紙人形で体を清め、それで賽銭を包み奉納する"衣ぬき大払"行事があり呪術の名残と思われます。
例大祭は毎年8月中頃に行なわれる「堂根まつり」、例祭の際に現れる組み立て式の神楽殿は江戸時代末期の文久年間(1861〜1864年)に製作されたと伝わるもので木造2階建、唐破風形式の切妻、高さ約7m、欄間、袖壁、脇障子には精緻な彫刻が施され珍しく貴重なものとされます。
本殿は切妻、鉄板葺、平入、桁行6間、梁間3間、正面1間切妻向拝付。本殿は一間社神明造、鉄板葺。境内の芭蕉句碑は文政10年(1827)、当地の庄屋である間島麟二が中心となり建立されたもので、元禄7年(1694)松尾芭蕉51歳の時に詠んだ「梅か香にのつと日の出る山路かな」が刻まれています。祭神:大山咋神。
日吉神社の文化財
・ 堂根まつり−妙高市指定無形民俗文化財(風俗慣習)
・ 鳥居−江戸時代−石造−妙高市指定有形民俗文化財
・ 旗立て石(1対)−江戸時代−妙高市指定民俗文化財
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