吉田諏訪神社(燕市)概要: 吉田諏訪神社は新潟県燕市吉田上町に鎮座している神社です。諏訪神社の創建は不詳ですが古くから吉田周辺の産土神として信仰されてきました。江戸時代中期の元禄9年(1696)に社殿を造営を機に諏訪宮に十二神と神明社を合祀し諏訪神社と改称しました。
現在の社殿は江戸時代後期の文政13年(1830)に改築したもので、拝殿は総ケヤキ造り、木造平屋建て、桁行5間、梁間3間、入母屋、平入、瓦葺、正面千鳥破風、一間軒唐破風向拝付、外壁は真壁造板張。彫刻も精巧で向拝懸魚には鳳凰、欄間には3匹の龍や木鼻には獅子、蟇股には中国故事などが施され当時の大工技術の高さを感じます。
本殿は覆屋内部にある為詳細は分かりませんでしたが繊細な彫刻が施されていました。境内は大小様々な石灯籠が奉納され信仰の深さを感じます。諏訪神社の拝殿、本殿、幣殿は江戸時代後期の神社社殿建築の遺構として貴重な事から平成8年(1996)に燕市指定有形文化財に指定されています。旧郷社。祭神は大山祇命、健南方命(諏訪神)、大日霎命(天照大神)。
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吉田諏訪神社:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-燕市教育委員会
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