黒姫神社(柏崎市)概要: 黒姫神社は新潟県柏崎市高柳町岡野町に鎮座している神社です。黒姫神社の創建は不詳ですが応永2年(1395)に黒姫山山頂(標高:890m)に鎮座し延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に記載されている式内社の1つ鵜川神社の分霊を合祀して応永3年(1396)に拝殿を再建しています。
その為、祭神は元々の黒姫神と鵜川神社の罔象女命(彌都波能売命)を祀っています(一説には黒姫神は奴奈川媛の母神とされます)。領主からも崇敬庇護され天保3年(1832)には社領3石7斗が安堵されています。
黒姫山山頂にある鵜川神社の本宮は雪深く10月から5月まで参拝することが出来なかったことから、黒姫神社は合祀以来、鵜川神社の里宮、遥拝所として宮司である大倉家が祭祀を行っています。黒姫神社が所有している旭日双鶴図と竹林猛虎図の一対は昭和58年(1983)に、木造狛犬2躯が昭和59年(1984)に柏崎市指定文化財に指定されています。
黒姫神社の拝殿は入母屋、鉄板葺き、平入、桁行4間、梁間3間、正面1間向拝付き。本殿は一間社流造り、鉄板葺き(元こけら葺き)。祭神:彌都波能売命、黒姫ノ神。合祀:伊弉册尊、速玉雄命、事解男命、倉稻魂命、石動彦命、石動姫命、天目一箇命、建御名方命、埴山姫命。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-岡野町地区地域ビジョン実現推進委員会
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