春日神社(五泉市)概要: 春日神社は新潟県五泉市村松甲に鎮座している神社です。春日神社の創建は不詳ですが伝承によると弘仁5年(814)に勧請されたのが始まりと伝えられています。当初は本堂町端に鎮座していましたが、元和元年(1615)に春日山西方に遷座し、正保2年(1645)に現在地に遷座しています。
春日町の産土神として信仰され、江戸時代に入ると村松藩(藩庁:村松城)の藩主堀家の崇敬社となり神明宮、日枝神社、住吉神社、矢津八幡宮と共に村松藩五社(五社制度は元文4年:1739年に成立)の1つに数えられ崇敬庇護されました。
春日神社拝殿は寄棟、鉄板葺、平入、桁行3間、梁間2間、正面1間向拝付、外壁は真壁造り、素木板張り。本殿は拝殿背後の高台に位置し三間社流造、銅板葺、素木造。祭神は天児屋命(春日権現、春日大明神)、武甕槌命、経津主命。
詳細は分かりませんが、祭神の天児屋命は中臣氏の祖神で藤原家の祖が中臣鎌足である事から天児屋命を祀る春日大社(奈良県奈良市春日野町)を藤原家の氏神としました。松村堀家は血流としては清和源氏の斯波氏族庶流奥田氏ですが堀直政の代に藤原姓を賜っており、その関係性から春日神社が崇敬社になったと思われます。
春日神社:上空画像
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