紫雲寺(新発田市)概要: 紫雲寺は新潟県新発田市米子に境内を構えている浄土真宗の寺院です。紫雲寺は紫雲潟干拓事業の犠牲者を弔う為、竹前権兵衛が建立した寺院です。竹前権兵衛、小八郎兄弟は信濃国(現在の長野県)高井郡米子村出身で(竹前家は代々庄屋を務める家柄)、紫雲寺潟の水害と新田開発を行う為、幕府の許可を得て自費で工事を請け負い、享保13年(1728)から享保17年(1732)まで行われました。結果、当時の町人請負新田の中でも最大級の約2千町歩(約2千ha)の新田を得る事が出来、大きな成果を上げました。
紫雲寺は元文5年(1740)に権兵衛が米子に開いた寺院で、寛保2年(1742)に寺号を「紫雲寺」に改め、境内には事業の途中で死去した弟の小八郎の墓が建立されています。本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行9間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。宗派:真宗大谷派。本尊:阿弥陀如来。
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紫雲寺:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-紫雲寺町観光協会
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