新発田市: 宝積寺

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概要・歴史・観光・見所

宝積寺(新発田市)概要: 宝積寺の創建は承和13年(846)に開かれたのが始まりとされます。文明2年(1470)、竹俣季綱が徳嶽宗欽(越後四ケ道場の一つ耕雲寺の5世)を招いて曹洞宗寺院として再興し自らの居館近くに境内を移し竹俣氏歴代の菩提寺としました。

竹俣氏は鎌倉幕府御家人で加治荘の地頭だった佐々木盛綱の後裔である加地氏の庶流で季綱の代から竹俣姓を名乗るようになり当地の国人領主として発展しました。戦国時代以降は上杉家に従い重臣として数々の功績を挙げ、上杉景勝が春日山城新潟県上越市)から会津黒川城(福島県会津若松市)、米沢城(山形県米沢市)に移る毎に随行しています。菩提寺である宝積寺は当地に留まり度々代参が行われ庇護が続きました。

現在の宝積寺本堂は天保4年(1833)に再建されたもので入母屋、銅板葺、平入、桁行11間、外壁は真壁造り、白漆喰仕上げ、腰壁は下見板張り押縁押さえ。宝積寺の境内は広く、苔生した参道は古刹の雰囲気が漂い、一角には竹俣氏歴代の供養塔と伝わる宝篋印塔(宝篋印塔と五輪塔が組み合わさったような石碑)群が建立されています。

又、境内一帯は竹俣氏の居館跡だったと推定される場所で発掘調査の結果東西205m〜225m、南北220m〜270mの不正形の方形単郭居館で、遺物のから概ね14世紀から15世紀の間竹俣氏の本拠になったと推定されています。15世紀後半に宝積寺館と比べて防衛的に優れた岡塚館に移ったと見られ、その後(文明2年:1470年)、菩提寺となる宝積寺が当地に造営されたと思われます。宗派:曹洞宗。本尊:聖観世音菩薩。

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