雁田神社(上越市)概要: 雁田神社は上越市名立区折居に鎮座している神社です。雁田神社の創建は享保3年(1718)、ある農家が田畑を耕していると偶然、土の中から発掘された陰陽石を庭石にしていました。
代が代わった文政2年(1819)に持ち主の家に度々不幸が連続し、不思議に思っていると、ある晩、霊夢に美しい女性が出現し陰陽石を敬い祀ってほしいと御告げがありました。早速、社を建て陰陽石を祀ったところ霊験高く特に不妊や安産に御利益があるというこで広く信仰され多くの参拝者が訪れるようになったそうです。
現在でも社殿の裏には壇が設けてあり大小様々な陰陽石を奉納し信仰の厚さが感じられます。社殿内部には足、腰、目といった文字を硬貨を並べて書かれている額が多数奉納されていて、信仰が拡大したように思います(現在では目や足腰に御利益があるとしても信仰されているようです)。
雁田神社拝殿は木造平屋建て、入母屋、銅板葺、妻入、桁行2間、梁間3間、正面1間向拝付、向拝欄間に龍、木鼻に獅子の彫刻が施されています。本殿は拝殿と一体化しています。又、越後国一宮とされる居多神社の境内にも同じ社号の境内社が鎮座している事からも広く信仰されていた事が窺えます(御利益も略同じで子授け、安産、夜尿症、性病治癒、社殿内部には陰陽石が御神体として祀られています)。
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