多岐神社

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概要・歴史・観光・見所

多岐神社(村上市)概要: 多岐神社は新潟県村上市岩ヶ崎字多伎山に鎮座している神社です。多岐神社の創建は不詳ですが延長5年(927)に制作された延喜式神名帳に式内社として記載される越後國磐船郡8座の1つ多伎神社の論社として古くから信仰の対象となり歴代領主からも崇敬されました。

式内社多伎神社の論社は多く、当社の他、村上市布部に鎮座する多伎神社(現在は社殿が無く白滝が御神体として祀られています)、村上市高根に鎮座する多伎神社(境内には高さ10m程の滝)、村上市指合に鎮座する多伎神社(大山祇神社に合祀)、村上市宮ノ下に鎮座する河内神社などが挙げられます。

当社の境内は海岸から10mほど内地に入った所に高さ7〜8mほどの不動滝があることから一種の特異点であり自然崇拝的にみても神社の鎮座地にふさわしい場所に思います。特に海運や漁業関係者から多くの絵馬などが奉納され境内背後の森は"魚つき林"として神聖視され毎年4月28日には厳かな例祭が行われています。

又、多岐神社は源義経伝説がある神社としても知られ、源頼朝の追っ手から逃れる為、京都を脱出し奥州平泉(岩手県平泉町)へ下向する途中義経一行は多岐神社を訪れ境内で休息をとっていたところ、弁慶が海を眺め「さても麗しき景色かな」とその景色を賞賛し社殿の扉に「観潮閣」と書き、以来、観潮閣が多岐神社の別称になったといいます。

その際、硯として使った岩は「弁慶の硯り石」と呼ばれ「弘道」と書かれた板も明治の初期までは残っていたそうです。祭神も不詳で多伎津姫命(湍津姫命)とも云われていますが確証がないとされます。

多岐神社:上空画像

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板(越の歴史自然ルート)-新潟県・村上市
・ 現地案内板
・ 越佐の神社 式内社六十三-株式会社 新潟日報事業社


多岐神社:ストリートビュー

多岐神社:写真

多岐神社参道に設けられた朱色の鳥居と石造狛犬
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多岐神社 多岐神社 多岐神社 多岐神社


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