村上市: 井筒屋旅館

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概要・歴史・観光・見所
井筒屋旅館(村上市)概要: 井筒屋旅館は元禄2年(1689)に松尾芭蕉と曽良が奥の細道行脚の際2泊(6月28・29日)した旅籠久左衛門跡に建っています。28日の午後3時頃に芭蕉一行が出羽街道を利用し村上に到着すると久左衛門に宿を定め、村上城にと登城しています。これは、村上藩の筆頭家老である榊原帯刀直栄の父親榊原良兼が長嶋藩(三重県桑名市長島町)の藩主松平良尚(康尚)の3男で、当時、曽良が長嶋藩に仕官していた関係から面識があったと推定されています。翌日の29日には帯刀直栄から百疋の金が支給され、光栄寺(榊原帯刀家の菩提寺、現在は上越市に移転)と泰叟院(現在の浄念寺)を参拝し瀬波まで足を延ばしています。当時の建物は明治25年(1892)の火災で焼失し現在の主屋はその直後に再建されたもので、木造2階建て、切妻、瓦葺き、平入、桁行5間、梁間4間半、建築面積115u、外壁は縦板張、正面は真壁造り白漆喰仕上げ、1階部分の下屋は雁木(昔のアーケードのようなもの。)の名残のような感じがします。井筒屋旅館主屋は明治時代に建てられた町屋建築の遺構で「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成15年(2003)に国登録有形文化財に登録されています。村上市の町並みが近代化に進む中当時の景観を伝える貴重な建物で貴重な存在と言えます。

井筒屋旅館:写真

井筒屋
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