村上市: 石船神社

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概要・歴史・観光・見所
石船神社(村上市)概要: 石船神社は新潟県村上市 岩船三日市に鎮座している神社です。石船神社の創建は大化4年(648)に阿倍比羅夫(越国守・後将軍・大宰帥を歴任した将軍)が勧請したのが始まりとされます(案内板には同年に古代城柵である磐舟柵を築城した時すでに石祠があったそうなので創建年はさらに遡るのかもしれません。)。一説には饒速日命を祖神とする物部一族が磐樟船に乗って当地に上陸し開発したとの言い伝えもあり興味深いところです。大同2年(807)に秋篠朝臣安人(北陸道観察使、貴族、従三位、参議)が当地を訪れた際、越後国北方の鎮護の為、貴船神社(京都府京都市左京区)の分霊を勧請し合祀したことで社号を貴船大明神に改め、社殿を造営しています。

石船神社は延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に記載されている式内社磐舟郡8座の筆頭として信仰を広め、中世は平林城主色部氏(神楽銭・御初物の寄進)、近世は歴代村上藩(藩庁・村上城)の藩主が崇敬庇護しています。特に天正8年(1580)に上杉家、寛永12年(1635)に堀丹直竒、元禄5年(1692)に榊原政邦、天明2年(1782)に内藤信敦が石船神社の社殿の造営や改修を行っています。正徳4年(1714)に正一位の神階が授けられ社名を本来の石船神社に戻し、明治5年(1872)には県内では青海神社加茂市)と同じく2番目に縣社に列しています。

石船神社の境内は聖域の為、人の手が余り入らなかった事から多くの大木、古木が見られ社殿の裏手に広がる社叢(ヤブツバキ群生地、その他、エゾイタヤ、クリ、カシワ、アベマキ、ミズナラなど)は昭和33年(1958)に新潟県指定天然記念物に指定されています。石船神社の例祭である「岩船まつり(毎年10月18日・19日)」は安土桃山時代の天正年間(1573〜1591年)から続けられている年中行事で古式を伝える祭礼行事として貴重な事から、名称「岩船まつりのしゃぎり曳行と「とも山」行事」として昭和63年(1988)に新潟県指定無形民俗文化財(民俗芸能)に指定されています。現在の石船神社の社殿は明治32年(1899)に再建されたもので入母屋、桟瓦葺、平入、正面向拝付。本殿は流造。祭神は饒速日命、水波女命(罔象女命)、高おかみ神、闇おかみ神。

石船神社:写真

石船神社境内正面に設けられた大鳥居
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石船神社参道石畳両側にある石燈篭 石船神社境内から見た石燈篭と石造狛犬 石船神社拝殿と石燈篭 石船神社本殿覆い屋と幣殿


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