旦飯野神社

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概要・歴史・観光・見所
旦飯野神社(阿賀野市)概要: 旦飯野神社は新潟県阿賀野市宮下に鎮座している神社です。旦飯野神社の創建は不詳ですが西暦300年頃、長野麻呂(現在の神官鈴木家の祖)が応神天皇(誉田別命)の御弓、衣、石を奉斎したのが始まりと伝えられています。応神天皇は第15代天皇とされますが、実在説と架空説があり、実態が良く判らない天皇の1人で、父親である仲哀天皇、母親である神功皇后も同じく実在説と架空説があります。 その後、応神天皇は八幡神として信仰の対象となり、特に源氏の氏神として知られるようになると中世の武家政治以降全国で爆発的に祭られるようになっています。社伝では仁徳天皇元年(313)8月15日に大山守皇子(仁徳天皇の皇子)へ貢物を行った際、角鹿笥大神、飯津神を奉祭すれば旦飯野神社を名乗っても良いとの御告げがあったそうです。この故事から旦飯野神社が旧笹神村の稲作発祥の地とされ、社号の旦は太陽、飯は米、野は田圃を示したものとされています。延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に式内社として記載された旦飯野神社、又は中山神社の論社で形式的には鈴木家の氏神(?)として信仰されてきました。ただし、式内社旦飯野神社は新潟県新潟市秋葉区朝日に鎮座している旦飯野神社、式内社中山神社は、新潟県五泉市橋田に鎮座している中山神社、新潟県三条市大字西大崎に鎮座している中山神社などが論社として信仰されています。

その後、領主である山浦氏が旦飯野神社の神官も兼ねるようになり政教一致の政策が採られました。山浦氏は山内上杉憲方の子供である憲重が越後の白川荘山浦(現在の新潟県阿賀野市)に配された際、地名に因み山浦氏を名乗ったのが始まりとされ笹岡城を居城としました。その後、継嗣無く断絶しましたが村上国清が上杉謙信(春日山城の城主)の許しを得て山浦家の名跡を継ぎ山浦国清と名乗り、上杉謙信の跡目争いである御館の乱で、上杉景勝に与し勝利に貢献した事から「景」の字を賜り「景国」に改めています。

村上氏は元々信州の国人領主で諏訪氏、小笠原氏、木曾氏と共に信濃四大将に数えられていましたが、武田信玄(躑躅ヶ崎館の城主)の信濃侵攻により上杉謙信を頼り越後に逃れ、天正10年(1582)に武田家が滅び、織田信長(安土城の城主)が本能寺の変で倒れると、信州北部が上杉領となり、山浦国清が海津城(後の松代城:長野県長野市松代町)に配され復権を果たしています。代わって、笹岡城には今井源右衛門国広が入り、引き続き旦飯野神社を庇護しましたが、天正13年(1585)に新発田重家によって攻められ落城、さらに、新発田城が落城し新発田重家の乱が終結すると笹岡城の重要性が失われ廃城となっています。

江戸時代に入ると村上藩(新潟県村上市:本城−村上城)の藩主から庇護を受けています。旦飯野神社は創建以来、7度社殿を建て替えたとされ、明確なものは永正3年(1506)5月20日と享保4年(1719)10月、寛政4年(1792)3月で、永正3年(1506)の時は元宮(地名)の地に鎮座し、寛政4年(1792)の時に現在地に遷座し社殿が造営されました。又、八幡神を祭っていた事から何時しか山浦八幡宮と呼ばれるようになっていましたが明治時代の神仏分離令を経て旦飯野神社に改め明治4年(1871)に郷社の許可を得て、明治6年(1873)に村社に列しています。神門(神社山門)は切妻、正面軒唐破風、銅板葺、三間一戸、八脚単層門。拝殿は切妻、銅板葺、平入。本殿は一間社流造、銅板葺。本殿背後の大きな丸石は触ると御利益があると伝えられています。祭神は誉田別命。配神は豊受姫命 天照皇大神 天児屋根。

旦飯野神社(本殿・神門):写真

旦飯野神社境内正面に設けられた大鳥居と石造社号標
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旦飯野神社参道石段から見上げた神門(神社山門) 旦飯野神社参道石段と社叢 旦飯野神社参道から見上げた石鳥居と石燈篭 旦飯野神社拝殿右斜め前方
旦飯野神社幣殿と本殿 旦飯野神社本殿と幣殿 旦飯野神社境内に安置されている「御神霊石」 旦飯野神社参道から見下ろした神門(神社山門)


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