旧齋藤家別邸(新潟市)概要: 旧齋藤家別邸は新潟を代表とする豪農・豪商だった齋藤喜十郎が大正7年(1918)に夏の避暑の為に造った別邸です。建物を北面させ開放的な平面構成や地形(砂丘)の利用、回遊式庭園など新潟市を代表する和風近代建築です。
建物は所謂数寄屋造りで随所に銘木が使用され座敷の欄間、天井、床の間、長押、建具など凝った造りで室内から庭園が見られるように雁行型の平面配置になっています。庭園は自然の地形を利用した回遊式の主庭の他、玄関庭、中庭と場面に応じて配され、庭園と建物が一体化されるような工夫が施されています。旧齋藤氏別邸庭園は平成25年(2013)に国登録記念物に登録され、平成27年(2015)に国指定名勝に指定されています。
旧齋藤家別邸:上空画像
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