新潟市・歴史・観光

新潟市（歴史）概要：　新潟市の歴史は古く蝦夷侵攻の拠点として渟足柵が築かれたとされ、越後国府のある直江津から渟足柵まで北陸道（北陸街道）が整備されました。近世までは信濃川と阿賀野川の河口が複雑に入り込むデルタ地帯でしたが新発田氏などが開発を行っています。

江戸時代に入ると長岡藩領となり藩の外港として多くの商人が集められ町割りを行うなど整備が進んだ事で信濃川舟運と阿賀野川舟運の基点や、北前船の寄港地として飛躍的に繁栄を極めました。最盛期には入港船舶は３５００隻、取り扱い貨物総額が１７万８千両に達したそうです。幕末になると幕府より上知され、それが原因で長岡藩の財政が悪化したと言われています。

新潟は羽州浜街道や北陸街道の起点となる宿場町でしたがその意味合いは薄く、港町としての商業都市としての大きく発展し一時衰退したものの幕末には日米修好通称条約によって外国に開港した事で再び繁栄することになります。