関川村(歴史)概要: 関川村下関は米沢街道(越後街道)の宿場町(下関宿)として発展しました。荒川の舟運の拠点として日本海側からは塩や海産物、米沢藩(藩庁:米沢城)からは米やからむし、まゆ、漆、ろうなど多くの物資が集積され、渡辺氏などの豪商を輩出しました。
地域的には村上藩(藩庁:村上城)や天領に属していましたが経済的に米沢藩と強い結び付きがあり渡辺家では総額十万両以上の融資を米沢藩に行い士分の身分を保証されていました。
現在でも渡辺家住宅(国指定有用文化財)をはじめ佐藤家住宅(国指定有用文化財)、龍野家住宅(新潟県指定重要文化財)、渡辺家新宅(関川村指定有形文化財)が軒を連ね宿場町の雰囲気を色濃く残して当時の繁栄ぶりを窺う事ができます。
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