石井神社(長岡市)概要: 石井神社は新潟県長岡市上岩井に鎮座している神社です。石井神社の創建は大同元年(806)、山城国乙訓郡大原村(京都府京都市西京区大原野)に鎮座する石井神社の分霊を勧請したのが始まりとされます。延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に式内社として記載された石井神社の論社で古くから信仰されてきました。ただし、式内社に記載された石井神社には論社が多く出雲崎町石井町や柏崎市北条、柏崎市西山町に鎮座する石井神社などがそれぞれ主張しています。
その後の歴史は不詳ですが諏訪大社(信濃国一之宮)の祭神である建御名方命の分霊が勧請されたと思われ天和3年(1683)の編纂された検地帳には「諏訪社」と記載されていました。明治時代初頭に発令された神仏分離令を経て明治6年(1873)に村社に列し社号を岩井神社に改称、さらに明治40年(1907)に石井神社に改称しています。
祭神は神石井彦命、天照皇大神、大山祇命(江戸時代は諏訪社と呼ばれている事から建御名方命が祀られていたと思われますが現在は祭られていないようです)。石井神社拝殿は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺、平入、桁行3間、梁間3間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造板張り、向拝欄間には龍と波、木鼻には獅子の彫刻が施されています。本殿は覆い屋内部にある為に不詳。祭神:神石井彦命。合祀神:天照皇大神、大山祇命。
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石井神社:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 越佐の神社 式内社六十三-株式会社 新潟日報事業社
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