長岡市寺泊: 照明寺密蔵院

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概要・歴史・観光・見所

照明寺密蔵院(長岡市)概要: 如意山照明寺は新潟県長岡市寺泊片町に境内を構えている真言宗智山派の寺院です。照明寺の創建は平安時代後期の永承2年(1047)に高野山竜光院の栄秀和尚が開山したと伝えられています。伝承によると栄秀の霊夢に観音菩薩の化身が立ち、その御告げにより尊像を背負って全国を巡錫し当地を訪れると景勝地であることから霊地と悟り草庵を設けて尊像を安置したそうです。

本尊は弘法大師の護持仏と伝わる聖観音像でその由来から信仰の対象となり、越後三十三観音霊場第二十番札所となると多くの信者が参拝に訪れたそうです。平安時代末期には源義経が兄である源頼朝に追われ京から平泉に逃避する際、当寺に訪れたとも、戦国時代には上杉謙信が戦勝祈願に訪れたとも伝えられています。

元禄8年(1695)には5代将軍徳川綱吉が息女が眼病平癒の祈願を行い見事念願成就した為、村上藩主榊原政倫に命じて観音堂を造営しています。又、良寛和尚縁の寺院としても知られ、享和2年(1802)に良寛45歳の時境内にある密蔵院で暮らすと、70歳、72歳と生涯3度居住しています。密蔵院は天保12年(1840)に焼失し、昭和33年(1958)に茶室風に再建されました。

照明寺の本堂は大正5年(1916)に再建されたもので木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺、妻入、桁行4間、正面1間軒唐破風向拝付、外壁は真壁造り板張り、向拝懸魚には鳳凰、欄間には3匹の龍、木鼻には獅子の彫刻が施されています。

越後三十三観音霊場第二十番札所(御詠歌:こしのうら 波のよるひる 世を照らす 仏の誓い 頼まぬはなし)。越後弘法大師二十一ケ所霊場第18番札所(御詠歌:赤鏥や 遍照観世音 たのめ大悲の 利権あるべし)。越後八十八ヶ所霊場第28番札所。山号:如意山。宗派:真言宗 智山派。本尊:聖観世音菩薩。

照明寺密蔵院:上空画像

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-新潟県・長岡市
・ 越後八十八カ所霊場 遍路の旅-株式会社 新潟日報事業社


照明寺密蔵院:ストリートビュー

照明寺密蔵院:写真

照明寺密蔵院参道の底部から見上げた本堂の画像
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照明寺密蔵院 照明寺密蔵院 照明寺密蔵院 照明寺密蔵院
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