妙円寺(長岡市)概要: 龍澤山妙円寺は新潟県長岡市下塩に境内を構えている真言宗豊山派の寺院です。妙円寺の創建は康治2年(1143)、融源大僧都(根来寺の興教大師の高弟)により開かれたのが始まりと伝えられています。本尊の釈迦如来座像は奈良時代の高僧として知られた行基菩薩が自ら彫り込んだと伝えるもので、その他にも恵心僧都(源信:平安時代中期の天台宗の高僧)が彫り込んだとされる阿弥陀如来像など多くの寺宝を所有しています。江戸時代に入ると歴代長岡藩(藩庁:長岡城)の藩主である牧野家から帰依され、特に藩庁が置かれた長岡城から見て北東に当たる為、鬼門鎮護の寺院として祈願所となりました。
妙円寺の現在の本堂は明和5年(1768)に酒井番エ門の援助により再建されたもので木造平屋建、入母屋、銅板葺、平入、桁行10間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。越後八十八ヶ所霊場第50番札所(札所本尊:釈迦如来・御詠歌:たまきはる いのちかなしも 現し世の ゆめ円かなれ 加持のみ寺に)。山号:龍澤山。宗派:真言宗豊山派。
長岡市:神社・仏閣・再生リスト
妙円寺:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 越後八十八カ所霊場 遍路の旅-株式会社 新潟日報事業社
|
|