長岡市栃尾町概要: 長岡市栃尾の歴史は古く、縄文時代の遺跡が散見でき当時から人々の営みが続けられていたことが分かります。中世は越後守護代長尾氏の家臣本庄氏が栃尾城主となり周辺を支配し、上杉謙信は当時の栃尾城主本庄実乃の補佐により初陣を初め数々の戦功を挙げました。その後謙信は兄の晴景の跡を継ぎ春日山城(上越市)に入ると越後統一に歩を進めます。
謙信が死去すると景勝と景虎の2人の養子による跡継ぎ争いが激化し世に云う"御館の乱"が勃発、栃尾周辺も戦場となり本庄氏は景虎側についた為、栃尾城は景勝軍の殲滅戦により落城します。景勝が鶴ヶ城(福島県会津若松市)へ居城を移すと堀秀治が領主となり栃尾城は家臣である神子田長門守が入りますが慶長15年(1610)に堀家が改易になると栃尾城は廃城となります。
その後、栃尾は長岡藩に属し代官所が置かれ商人町として発展し、町には六斎市が立ち穀物問屋や麹屋などの町屋が並びます。戊辰戦争では戦場となり町にも大きな被害があり多くの建物が被災しています。その後、復興した栃尾の町並みは現在でも色濃く残り"雁木"を生かした町づくりが展開されています。
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