宇奈具志神社(長岡市)概要: 宇奈具志神社は新潟県長岡市島崎に鎮座している神社です。宇奈具志神社の創建は不詳ですが奈良時代初期の養老年間(717〜724年)に出現したのが始まりと伝えられています。
平安時代の延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に記載されていた式内社小丹生神社の論社(延喜式神名帳の式内社の中に宇奈具志神社が記載されているようですが小丹生神社を主張しています。
逆に何故、宇奈具志神社に社号を改めたのかは不詳?又、当社の他、見附市熱田町に鎮座する小丹生神社も式内社小丹生神社の論社とされます。)で古くから産土神として信仰されてきました。当初は今より南方に鎮座し出田神社と称していましたが宝治2年(1248)に現在地に遷座しています。江戸時代に入ると天領となり、社領2石が安堵され延宝6年(1678)には3石7斗7升1合5勺が加増されています。
社殿は天和元年(1681)に火災により焼失し、享保年間(1716〜1736年)に再建、文政10年(1827)に改築しています。現在の宇奈具志神社社殿は改築当時のもので拝殿は木造平屋建て、入母屋、銅板葺、平入、桁行4間、正面1間向拝付き、外壁は素木板張り、本殿は覆い屋内部の為に不詳。
明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が排され明治3年(1870)に社号を宇奈具志神社に改称、明治6年(1873)に村社、明治39年(1906)に神饌幣帛料供進社に指定されています。又、附近には良寛関係の史跡も多く境内には歌碑が建立されています。祭神は大田命(猿田彦大神)。配祀は素戔鳴尊・大物主命・健御名方。
宇奈具志神社:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板(由緒)-宇奈具志神社
・ 越佐の神社 式内社六十三-株式会社 新潟日報事業社
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